昨日は愛知県にある日清紡ブレーキの豊田工場へスタッフ8名が潜入….ではなくて、ドラムブレーキのシュー製造から最終検査までを見学させて頂きました。ブレーキのプロフェッショナルとして参加社員一同、今後の営業活動に活かされることでしょう???
私は前日より名古屋入り、NISB名古屋営業所にて行われた貴重なメンバーによる秘密会談に参加。今後とも技術アドバイザーとして意見してまいりたいと思います。
ところで、ブレーキと言えば・・・
回生(協調)ブレーキを備えたプリスですが、モーターによる減速エネルギーを使用するためホントにディスクブレーキパッド・・・減りません。
一昨日、車検整備の為に当社へ入庫したプリウスVZW30….
3年間の走行距離は33700km
フロントディスクパットの摩耗は僅か、コンマ数ミリ…(通常4mm以上は摩耗)
ということは….
この調子で行けば30万㌔は無交換ってことですね?
実際、交換部品も少なく車検料金も、お安くあがり…
ブレーキ屋としましては、死活問題ではありますが….
つらいけど….
良い(無難)クルマなんですね。
だけどミッションは如何なものでしょうか?(なんとかしてハイブリッド車にケチを付けようってんじゃないんですけど…)
CVTってのはやはりコストダウン目的のとんだ代物だと確信しているのですが???
これは当社で現在オーバーホール中の日産セレナのCVTミッションの金属ベルト&プーリーの主要箇所です。どうです?安上がりそうでしょ?
隣で仕上がってきたのはVWポロの4速ATミッション・・・
7速DCTなんかも素晴らしいATミッションですが小型車にはそのシングルクラッチセミATが国産車以外では増えてきていますね。
日本の場合はミッションひとつ作るにしても….
最終的には無難な物を作るんですが….
グループ企業との利害関係等々や行政まで絡んできたりして?本当に良い物が作れるのに作られない?
先進技術は備えていても所詮日本のクルマは日本のクルマ、良いクルマ止まりなんですね。